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猫の多頭飼い体験談~先住猫と新入り猫が仲良くなるまで~

我が家には、2匹の猫がいます。

多頭飼いを始めるにあたって、ちゃんとできるかどうか、どうしたら猫たちが幸せになれるかいろいろ調べました。

そのなかで体験談やステップの解説のブログにお世話になりましたので、私も記録として残しておきたいと思います。 

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多頭飼いの構成と経緯

先住猫はキジトラのオス(5歳)で生まれてから2か月でうちに来ました。

夫くんが里親募集をしているのを見つけてきて、先住猫は夫くんになついており、私は兄弟みたいな扱いです。

新入り猫はキジトラのメス(0歳)です。近所の商店の飼い猫さんが出産したようで、里親募集をしていたところを散歩中に発見しました。

3日考え、お迎えをすることに決めました。

先住猫と新入り猫が仲良くなるまでの10日間

1日目(完全に隔離状態)

まずは新入り猫をリビングでキャリーケースから出してみる。恐る恐るではあるが、リビングを探検し、しっぽもピンピンで大丈夫なご様子。

先住猫の様子を見に行くと、かなり警戒モードでこちらをにらみつけている……めげずに私が触りに行くと「シャー!」と威嚇し、隠れ家へ籠城。先住猫はほとんど威嚇することがないので、少し驚きました。

リビング&寝室は先住猫のごはん・トイレ・キャットタワー・隠れ家が集まっているので先住猫の居住空間、書斎を隔離部屋にして新入り猫用の居住空間にしました。

先住猫は、隠れ家からは出てこず、ごはんやトイレもできませんでした。

2日目(先住猫は警戒が続く)

先住猫は、相変わらず隠れ家の中で籠城。ただ少しずつ外に出てきてくれるようになりました。少しリビングを散歩する。新入り猫の声が聞こえるとすぐに籠城。ごはんを食べにリビングに来る。新入り猫の声が聞こえるとすぐに籠城。といった様子。

リビングに来た時には、チュールなどのおやつをあげるようにしました。出てくるようになったことは大きな進歩です。ただ、不安があるのか夫くんのそばを離れようとはせず、常に後ろに隠れているようなポジショニング。

新入り猫は、書斎(隔離部屋)で堂々とトイレをしたりごはんを食べたり水を飲んだり、元気な様子。

3日目(においの交換をさせてみる①)

先住猫・新入り猫ともに2日目とほぼ変わらない様子が続きました。

ただ新入り猫をお世話している私が、先住猫におやつをあげるとかなり警戒をしてなかなか食べようとしませんでした。手は石鹸で洗っている

夜に新入り猫が遊んでいるぬいぐるみをリビングの端に置いてみました。それがこちら。まったく近づかず、完全に無視する先住猫でした。f:id:haruism:20201019131409j:plain

4日目(においの交換をさせてみる②)

昨日は近づけなかったぬいぐるみ(新入り猫のおもちゃ)のにおいを入念に確認する先住猫。しっぽは完全に下がっているし、顔も体も硬直しているようでした。ただ、前日に比べるとリラックスして過ごせている様子はあります。

ただ、新入り猫の鳴き声が聞こえると、ドアの向こうを凝視して警戒モードに。

まだまだ時間がかかりそうです。

5日目(先住猫が少し興味を持ち始める①)

先住猫と新入り猫の居住空間の間には、①先住猫が開けられないドアと②開けられるドアがありました。

5日目にして、①先住猫が開けられないドアを開け、②開けられるドアを閉めた状態にしました。

先住猫の意思に任せて、②のドアを開けることもできるし、そっとしておくこともできる状態ということです。すると、先住猫はじっとドアの前でにおいや音を観察し、②のドアを自分で開けました。

先住猫はしっぽがべったり床に張り付いた状態で、静かに新入り猫のケージへ近づく。少しにおいを確認すると、ここで威嚇(シャー!)が出て、自分の居住区間へ走って逃げました。

5日目はここまでにして、①先住猫が開けられないドアを閉めて先住猫が大好きなおやつを与えて終了。

6日目(先住猫が少し興味を持ち始める②)

先住猫は初対面後は積極的に新入り猫を見に行くようになりました。(見るというよりは監視のような感じ)

自らドアを開けて、ケージの周りを歩いたり、新入り猫が遊んだおもちゃの確認をしたり……

ただケージ越しに対面すると、新入り猫の顔のにおいをクンクンし、「シャー!」と威嚇。

7日目(2匹の対面①)

新入り猫をケージから出して遊ばせていると、先住猫が開けられるドアを開けて入ってきました。

6日目はこのようなことがあればすぐにケージに新入り猫を入れていたのですが、出したままにしてみる。

恐る恐る先住猫が新入り猫に近づくと、新入り猫がジャンプして威嚇?というか遊び始める。先住猫はビビッてしまって、7日目は終了。

8日目(2匹の対面②)

先住猫は開けられないドアを開けてくれと要求するようになっていました。

初日にはドアに近づくことすらできなかったことを考えるとかなりの進歩です。

要求通りドアを開けると、2つ目のドアを自分で開けて新入り猫を監視。

しばらくしてからケージをそっと開けてみる。新入り猫は私の近くに隠れながら先住猫にジャンプしてアピール。先住猫は逃げる。この繰り返し。

先住猫は新入り猫のお尻あたりのにおいの確認ができ、自分の居住空間でも(籠城することなく)かなりリラックスしている様子。

これは仲良くなれる兆しありかも?と思った瞬間でした。

9日目(ケージを開放する①)

この日は時間があったので、新入り猫をケージに入れたまま先住猫の居住空間に移動させました。

先住猫も新入り猫もドキドキしている様子ながらも興味深々。ケージ越しにお互い前足をつんつんしたり、新入り猫はジャンプしてアピールしたり。

ここで、ケージを開放。

新入り猫は初めてのお部屋にわっくわくで探検を開始。

先住猫はじっと新入り猫を観察。監視。とにかく見る。近づいてみては逃げて、また近づいての繰り返しでした。

新入り猫はベビーフードを食べているのですが、先住猫はこのごはんが気になるようでケージ越しから取って食べようとしたりしてました。ごはんとトイレが共用できるよううになってほしいのですが、この時点では完全に別にしていました。

10日目(2匹の距離が近づく)

新入り猫をケージから出している時間を少しずつ長くしていきました。

2匹の様子をつかず離れず見守るのは、緊張感もあり1時間くらいすると人間側がぐったりします。走りまわるので目が回ってくる感じ。

新入り猫が先住猫を追いかけ、追いつくと先住猫が新入り猫を追いかけを繰り返し運動会のようになってました。

譲り受けた方にはトライアルという形でお預かりしていたのですが、中止するということはないかなとこのあたりからかなり安心できました。

11日目(2匹が遊び始める)

安心できたのも束の間で、またトラブル発生したのが11日目です。

先住猫が新入り猫に噛みつくようになりました。頭の後ろ側首のあたりで、親猫が子猫を運んだりするときに噛む部分なので、皮が伸びる部分なのですが、ひやひやしました。

先住猫は5歳、新入り猫は生後1か月半ということで体格差もかなりあるので、意図せずケガをさせてしまうのではないかと……

注意深く見守りながら、強くなりそうなタイミングがあれば止めたりしてました。

それ以降

ちょうど3週間が経とうとしていますが、新入り猫をケージから出すときは見守るスタイルを継続中です。

先住猫は新入り猫がいる状況に慣れてきたようで、ケージから出ていてものんびりできるようになってきました。

正直もう少し時間がかかると思っていたのですが、想定よりも早く打ち解けられたように思います。まだ気は抜けないので、引き続き、見守っていきたいと思います。

先住猫へのフォローで気を付けたこと

うちは夫婦2人なので、夫くんが先住猫担当、私が新入り猫担当としてふるまうことにしました。

なので夫くんは、最初の方はほとんど新入り担当に触れずに過ごしました。そうすると新入り猫のにおいがつかないので、先住猫が安心して夫くんに甘えることができるためです。

一方、私は新入りのお世話&遊び相手として思いっきり一緒にいました。先住猫へのスキンシップは私からはせずに、近づいてきたらなでたり、においを確認させたり、猫の意向に沿うようにしました。

新入り猫をお迎えするためにそろえたグッズ(前半)

新入り猫をお迎えしたときは、できるだけコストを抑えてお世話グッズを揃えました。

最低限必要なものは、ケージ、トイレ・ごはん周り・落ち着ける場所です。

折り畳み式ケージ

仔猫が過ごすためのものなので、一時的に利用することをを想定して折り畳みができるものを選びました。組み立てがとても簡単だったこと、ケージの開け閉めが静かにできることがよかったです。

引っ越しや何かあったときにもさっと出して使えるので、いい買い物でした。

ごはん&水のお皿、プレート

食器類は、100円均一で揃えました。こちらも一時利用の想定です。

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仔猫用のごはん

ごはんは先住猫も愛用しているロイヤルカナンにしました。

ベビーケア用というものがあるようで、新入り猫の月齢に合わせて変更していく予定です。小粒でにおいも結構強めでカロリーが高そうです。

少しずつあげていこうと思います。

トイレ

先住猫も使っているシステムトイレを、100均一で買った水切りカゴのセットで作成しました。トイレ砂はパインウッドを使用しています。基本的に与えるものは先住猫と同じものにしました。

 

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水切りカゴだとサイズが小さくて、砂をかくときに底に爪が引っかかってしまいました。即席では使えるかもしれませんが、やはり専用のものを使ったほうがいいですね。

先住猫との対面が完了した段階で、アイリスオーヤマ様のシステムトイレに買い替えました。これも先住猫とおそろいです。4年ぶりに購入しましたが色がブラウンでとてもよかったです。

落ち着けるようなクッション・おもちゃ

クッションは取り急ぎ、ホームセンターで購入しました。

こんな感じのものです。

おもちゃは、家にあった小さいぬいぐるみをあげました。100均一でもいろいろ売っているのでそれもありですね。

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