家庭のいろいろなデータ保存に使っているsynologyの容量がパンパンになってきました。
もともと4TBのディスクで運用していたのですが、拡張が必要ですねと。
NASの拡張ってどうやるの?から作業工程とやってはいけないことまでまとめていきます。
家のNAS拡張前の状態
使ってるNAS:synology DS216play
使っているHDD:4TB×2本
冒頭の通り4TBを2本使っていたのですが、今後のことも考え、どかっと12TBまで容量を増強することにしました。
最新機種は「DS218play」になります。
NAS拡張にあたって準備したモノ
・新しいHDD12TBを2本購入
今回、4TBから12TBへ変更なので気にしなくていいのですが、基本的にHDDを差し替える場合は、既存のHDD以上のサイズを選ぶようにしてください。公式にも注意事項として記載がありましたので注意です。
・ドライバー
外側のカバーとHDDを付け替えるのに必要です。
・ハンディタイプの掃除機、埃取り
稼働しているとホコリが溜まっているので掃除に使います。
とりあえず、ダイソンでホコリは吸い取れます。
ストレージ容量拡張の事前準備と実施手順
ストレージ容量拡張というと、難しいようですが簡単です。
事前準備
- コンソール画面で既存HDDの状態とシリアルの確認
- 差し替えるHDDのシリアル番号の確認
差し替えた後にきちんと認識できているかどうかの確認をするのに使います。
ストレージ拡張作業
- コンソール画面から電源をオフにする
- 完全に電源がオフになったことを確認してから、カバーのドライバを外す。
カバーは横にスライドすると外れます。
- ディスクを片方交換する
今回は両方変えるので、ドライブ1、2どちらから差し替えても大丈夫です。
- ディスクを交換したら、本体の電源ボタンを押してsynologyを起動する
起動するとディスクを交換したことによって、ピープ音が「ピー!ピー!」と結構大きな音でなります。
コンソール画面>コントロールパネル>ハードウェアと電源>「ピープ音をオフ」を押せば止まりますので、ご安心ください。 - コンソール画面の左上のメインメニューから「ストレージマネージャ」を選択。
ウィンドウが立ち上がりますので、交換したドライブのストレージが「劣化」となっていますので、これも焦らないでください。 - 差し替えたHDDが認識されていることを確認(シリアル番号と容量が変わっていればOK)して、ストレージプール>「操作」>「修復」を押す。
- 1本目の修復が完全に完了したら、1〜5をもう一度繰り返します。
HDDの差し替えがうまくいけば、RAID1で構成された既存HDDから情報を共有して修復という形でデータが移行されるのを待ちます。
3.64TBほど利用していたので、1本あたり10時間ほどかかりました……
今回の作業でお世話になったページを貼り付けておきます!
大変参考になりました!ありがとうございます!
参考にしたブログ
参考にしたページ
容量拡張のときにやってはいけないこと
今回、ストレージ容量拡張を初めてやってみたのですが、きちんとした手順に辿り着くまでに、いろいろと失敗をしましたので、備忘録として書いておきます。
絶対にやってはいけないので注意です!
やってはいけないこと、1つ目。
- 両方差し替えるんだから、両方同時に新しいHDDに交換する。
これをやると、新たに差し替えた2本でRAIDを組んで、synologyのDMSがインストールされます。
抜いたHDD1本ををUSBで接続して、データ移行するということはできませんでした。
やってはいけないこと、2つ目。
- 上記で差し替えたHDDをフォーマットせずに、既存HDD1本、新規HDD1本を差し込んで、電源を入れる。
一度別のHDDとRAID構成を組んだHDDとまったく別のHDDを組み合わせても、修復作業はできません。
この2つを実施した上で既存HDD2本をsynologyに戻したら、きちんと組めていたRAIDすら組めない状況になりました……
つまり、片肺ですね……
一旦、既存4TBHDDで修復してから(壊れたわけではないので、修復できました)、序盤に書いた手順で、拡張ができました。
さいごに
無事におうちのNAS拡張ができたので、これで写真や動画が増えても安心だなぁという気持ちでいっぱいです。
次、ディスクが壊れたりしても焦らずに交換しよって思いました。